東京コレギウム・ムジクム合唱団 by ゆってぃ [音楽]
お久しぶりです。
ずいぶんと投稿が滞ってしまいました。
昨日は、liken氏と一緒に、音楽部の先輩が所属している合唱団の第一回演奏会を聴きに行ってきました。
東京コレギウム・ムジクム合唱団
総勢30人ほどで、去年できたばかりの合唱団なんですね。
社会人の方が多くて、その先輩は最年少という。
でも全然浮いたりしていなくて、合唱団の大人っぽーい(大人だもんね)雰囲気の中にすんなり溶け込んでいました。
かっこよかったな
曲目はパレストリーナのモテットや、武満徹の合唱曲や、上田真樹の「鎮魂の賦」、千原英喜の「きりしたん 天地始之事」など。
モテットは歌詞がすべてラテン語だったので、何とか読もうとしたのですが、
語彙力の不足のために、わかりそうでわからない、悔しい感じでした・・・
文法的には全然難しくないんですけどね。
やっぱりもっと勉強しないと
でもラテン語がつかわれていて、今でも僕らの目に触れるようなものって限られてるんですよね。
宗教曲の歌詞とか、あとは昔の学術書とかだけだから。
ということは英語みたいに日常的な単語を全部覚えなくても、覚える必要のある単語って限られてくるんじゃないかな・・・?と。
読むだけだけど。
ただラテン語は、一つの単語につき二つとか三つとか四つとかの変化形を覚えなきゃいけなくて、そこがつらいです。はい。
パレストリーナみたいな昔の人の曲を聴くのは久しぶりだったので、いろいろ新鮮でした。温故知新。ちがうか。
武満徹の曲はよかったなぁ。
武満と言えば「ノベンバー・ステップス」というわけわからん曲(いや失礼)のイメージしかなかったので、これまた新鮮な感じでした。
「青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を憶 いだした」
明るくて牧歌的なんだけど、どこか影のある詩が印象的。なんか切なくて、泣ける。
「小さな空」という曲です。
いい曲だった。
でも混声合唱じゃないとできないというか、魅力が出ない曲のような気もします。
やっぱり女声が入ると合唱に花がうまれますよね。僕らの音楽祭では男声合唱しかありませんが、混声だったらもっといろんな可能性の幅が広がるのにな、と思ったり。
でも逆に男声合唱でしかできない、重みのある表現とかもあるはずですよね。
次の音楽祭では、「男声合唱でしか表現できない魅力」のある曲をやりたいな。
どんな曲だろうな。。。
そろそろ音楽祭の曲選びもし始めようかな、と思う今日この頃です。
もう一つ印象的だったのが、「きりしたん 天地始之事」。
長崎のあたりの「隠れきりしたん」の間に伝承されていたテキストを元にした曲です。
やはり長い弾圧と、閉ざされた環境で伝えられてきただけに、伝承の内容がキリスト教そのものからは離れ、土着信仰や仏教の要素が混じった、不思議なものになっているんですね。
「コンスタンチノープル」→「こんすたんち、ほら」
「聖ガブリエル大天使」→「さむーがむりやーありかんじょー」
はちょっと笑えた。
ちなみにliken氏の後ろに座っていた方が、この曲を作曲した千原英喜さんだったということが後で判明(!)
あと上田真樹さんもいらっしゃっていました。びっくり。
来年は木下牧子さんも呼ぶかも?と指揮者の方が言っていました。
よし、来年も行こう←
なんで木下牧子さんの話になったかといえば、アンコールで「はじまり」をやったからなんですね。
元2Cメンバーにとっては思い出深い曲。あのころは「高み」を目指していたなぁ
やはり最後に歌っただけあって皆さんお疲れだったのか、デュナーミク(強弱)がややあいまいだったのが残念でしたが、それでも、いい演奏でした。
もう一つアンコールでやったのが「ロマンチストの豚」という木下牧子作曲の曲です。
やなせたかし作詞なだけあって、歌詞がユーモラスで面白かったです。でもなんか切ない気持ちになるんですね。実に魅力的。
そして、その歌詞にみごとにマッチする親しみやすいメロディーがまた魅力的。一発で覚えてしまった。
音楽祭でやったら絶対観客から笑いがおこる曲です。
なんか長くなってしまいましたね。まぁ久しぶりの投稿だからいっか。それだけ思うところがあった、ということで。
では~
ずいぶんと投稿が滞ってしまいました。
昨日は、liken氏と一緒に、音楽部の先輩が所属している合唱団の第一回演奏会を聴きに行ってきました。
東京コレギウム・ムジクム合唱団
総勢30人ほどで、去年できたばかりの合唱団なんですね。
社会人の方が多くて、その先輩は最年少という。
でも全然浮いたりしていなくて、合唱団の大人っぽーい(大人だもんね)雰囲気の中にすんなり溶け込んでいました。
かっこよかったな
曲目はパレストリーナのモテットや、武満徹の合唱曲や、上田真樹の「鎮魂の賦」、千原英喜の「きりしたん 天地始之事」など。
モテットは歌詞がすべてラテン語だったので、何とか読もうとしたのですが、
語彙力の不足のために、わかりそうでわからない、悔しい感じでした・・・
文法的には全然難しくないんですけどね。
やっぱりもっと勉強しないと
でもラテン語がつかわれていて、今でも僕らの目に触れるようなものって限られてるんですよね。
宗教曲の歌詞とか、あとは昔の学術書とかだけだから。
ということは英語みたいに日常的な単語を全部覚えなくても、覚える必要のある単語って限られてくるんじゃないかな・・・?と。
読むだけだけど。
ただラテン語は、一つの単語につき二つとか三つとか四つとかの変化形を覚えなきゃいけなくて、そこがつらいです。はい。
パレストリーナみたいな昔の人の曲を聴くのは久しぶりだったので、いろいろ新鮮でした。温故知新。ちがうか。
武満徹の曲はよかったなぁ。
武満と言えば「ノベンバー・ステップス」というわけわからん曲(いや失礼)のイメージしかなかったので、これまた新鮮な感じでした。
「青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を憶 いだした」
明るくて牧歌的なんだけど、どこか影のある詩が印象的。なんか切なくて、泣ける。
「小さな空」という曲です。
いい曲だった。
でも混声合唱じゃないとできないというか、魅力が出ない曲のような気もします。
やっぱり女声が入ると合唱に花がうまれますよね。僕らの音楽祭では男声合唱しかありませんが、混声だったらもっといろんな可能性の幅が広がるのにな、と思ったり。
でも逆に男声合唱でしかできない、重みのある表現とかもあるはずですよね。
次の音楽祭では、「男声合唱でしか表現できない魅力」のある曲をやりたいな。
どんな曲だろうな。。。
そろそろ音楽祭の曲選びもし始めようかな、と思う今日この頃です。
もう一つ印象的だったのが、「きりしたん 天地始之事」。
長崎のあたりの「隠れきりしたん」の間に伝承されていたテキストを元にした曲です。
やはり長い弾圧と、閉ざされた環境で伝えられてきただけに、伝承の内容がキリスト教そのものからは離れ、土着信仰や仏教の要素が混じった、不思議なものになっているんですね。
「コンスタンチノープル」→「こんすたんち、ほら」
「聖ガブリエル大天使」→「さむーがむりやーありかんじょー」
はちょっと笑えた。
ちなみにliken氏の後ろに座っていた方が、この曲を作曲した千原英喜さんだったということが後で判明(!)
あと上田真樹さんもいらっしゃっていました。びっくり。
来年は木下牧子さんも呼ぶかも?と指揮者の方が言っていました。
よし、来年も行こう←
なんで木下牧子さんの話になったかといえば、アンコールで「はじまり」をやったからなんですね。
元2Cメンバーにとっては思い出深い曲。あのころは「高み」を目指していたなぁ
やはり最後に歌っただけあって皆さんお疲れだったのか、デュナーミク(強弱)がややあいまいだったのが残念でしたが、それでも、いい演奏でした。
もう一つアンコールでやったのが「ロマンチストの豚」という木下牧子作曲の曲です。
やなせたかし作詞なだけあって、歌詞がユーモラスで面白かったです。でもなんか切ない気持ちになるんですね。実に魅力的。
そして、その歌詞にみごとにマッチする親しみやすいメロディーがまた魅力的。一発で覚えてしまった。
音楽祭でやったら絶対観客から笑いがおこる曲です。
なんか長くなってしまいましたね。まぁ久しぶりの投稿だからいっか。それだけ思うところがあった、ということで。
では~
タグ:ゆってぃ
2011-03-22 10:54
nice!(0)
コメント(4)
トラックバック(0)
「ロマンチストの豚」いいねー
音楽祭でやるにもちょうど良さそうだし。
by someone (2011-03-22 17:16)
なんか印象に残る曲だよね。
もし音楽祭でやるんだったらもう一曲は「川」みたいな重め長めのやつのほうがいいかな。ギャップという意味で。
by regulus
by くまだ (2011-03-22 22:25)
同じクラスになりたい人というのはいるもんだね
ノベンバすてぷすはホント意味分からんかった・・・
よく聞いたことないんだけど武満氏ってやはり音楽語法とかも他の人と異なるものを開発したのかな?それとも既存のものを独習したのだろうか
ラテン語やってるとかかっこよすぎる
惚れるわ♡
高一の音楽祭は思いつく(優勝できない)ネタをさっさと消費すべきだよね。そういう意味でガチ選びすると高二高三で泣く。つまり一詩人の最後の歌とか完全に高三用なわけで。。
=====みんな音楽祭熱心だよね〜というか60が卒業した後の音楽祭のレベルダウンが心配だなw
by つくづく (2011-03-22 23:03)
僕も武満さんについては全然知らないんだけど・・・
なんか初期のころは独自の語法をいろいろ使ってたっぽい。
でもピカソとかと同じで、普通の調性語法で書いても一流の曲が作れたってことなんだろうね。
そうだね、3Cで「毀れた窓」をやろうと提案したのは実は僕だったんだけど、後になって考えたら早まった感が否めなかったな 汗
62ndは結構レベル高い学年だと思うから、高2で賞とれるんじゃないか?と期待。
by regulus
by くまだ (2011-03-23 11:02)